ごまってどんな植物?種類や栄養などを詳しく解説
ごまの豆知識「ごまってどんな植物?」
今回はごまがどのような植物かをお話しさせて頂きます。
◉目次
ゴマは何種類あるの?
「ごま」はゴマ科ゴマ属の一年草の植物です。
皆さまはゴマ属の植物が何種類あるかご存知ですか?
正解は…約45種類です!
その内、食用になる栽培ごまはひとつだけ(セサミインディカム)で、他の全ては野生ごま。
6千年以上にもなるといわれるごまの歴史の中で、私たちの祖先があれこれ食べ比べをした結果、ようやくおいしい食用ごまを発見したのです。
ごまの栽培方法・品種について
そもそも、ごまがどのように採れるか、皆さまはご存知ですか?
世界のあらゆるごま畑で種をまき、 花→実 と成長し、 <花> <実>
その実の種の部分が「ごま」として収穫されます。
ごまの品種は3000種以上あり、
花が3つ付く三朔型(写真左:パラグアイのごま)
花が1つの一朔型(写真右:ミャンマーのごま)
2心皮4室型(写真左)、3心皮6室型(写真中央)、4心皮8室型(写真右)
があります。
(出展:ゴマの絵本/社団法人農山漁村文化協会)
カタギ食品でのごま栽培記録
カタギ食品では本社敷地内で定期的にごまの栽培を行っております。
その年の気温や雨量、土壌の状態によってごまの生育状況が異なり、ごま栽培の奥深さを感じることができます。
【過去の栽培記録】
2017年栽培記録①
2017年栽培記録②
2017年栽培記録③(収穫編)
ごまの色による違いは?味に違いはあるの?
また実の種皮の色で、ごまは大きく
白ごま
黒ごま
金ごま に分けられています。
見た目だけではなく、もちろん味にも違いがあり、
白ごまは最もポピュラーな品種で、風味は淡白でどんな料理にも相性がよいです。
黒ごまは独特の風味があり、しつこい料理に使うと味がしまるという特性があります。北陸地方や東北地方では好んで利用されているようです。
金ごまはごま本来の旨味やコクの強い品種です。「金」という名からも想像されるように、高級品として珍重される品種です。
ごまの栄養について
皆さまは、ごまにどのような栄養素が含まれているかご存じですか?
ごまには、ごま特有の成分である「セサミン」をはじめ、カルシウム、マグネシウム、鉄分など、ミネラル成分がバランスよく含まれています。
今回は、ごま特有成分である「セサミン」についてご紹介させていただきます。
セサミンはごまの約1%の「ゴマリグナン」に含まれている成分のひとつで、様々な健康効果が報告されています。
①活性酸素の働きを抑制
体内の免疫機能などに重要の役割を担う活性酸素ですが、過剰になると体を錆びさせると言われています。
老化やがん、生活習慣病を引き起こすと言われている活性酸素の働きを抑制することでそれらから体を守りましょう!
②肝機能の向上に効果的
セサミンは肝臓に働きかけ、アルコールの分解機能を高めてくれると言われています。
③ビタミンEの抗酸化作用向上へ
ビタミンEとセサミンを同時に摂取することで、より高い抗酸化作用をもたらすと言われています。
抗酸化力があることから「若返りビタミン」とも呼ばれるビタミンEですが、ごまに含まれる「ビタミンE」は抗酸化力の弱いタイプです。
ビタミンEとセサミンを同時に摂取することで、より高い抗酸化作用をもたらすと言われています。
出典:2005/8/24付日本経済新聞「Biofactors21(2004)」
「ゴマの機能と科学」朝倉書店(2015)
「科学でひらく ゴマの世界」建帛社(2013)
e-ヘルスネット 厚生労働省
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