2023年ごま栽培記録 お家でごまを育ててみよう!
2023年ごま栽培記録 お家でごまを育ててみよう!
ごまはどこで栽培されているの?
みなさまはごまがどこでどのように栽培されているかご存じですか?
私たちが日本で食べているごまは、ほとんどが海外で栽培されたごまごまなのです!
現在、国内で消費されているごまの99.9%は外国産で、国産のごまは全体の約0.1%ほどしかありません。
それはなぜか?
理由は、ごまの栽培は機械化されておらず、栽培にとても手間がかかるからです。
ごまは日照りなどにも強い植物ですが、土壌の違いや気候によって生育具合に違いが生まれます。
ごま栽培の流れ
ごまは以下の図のように成長します。種まきから約3ヶ月程で収穫することができます。
成長が早いため、日に日に大きくなるごまを見るのはとても楽しいですよ♪
~ごまの栽培記録~
カタギ食品では、ごま栽培の奥深さを体感するため、定期的に本社敷地内でごま栽培を行っています!
今年(2023年)のごま栽培の様子をお届けします。
栽培の難しさはあるものの、ご家庭でもごまを栽培できるということが伝わると嬉しいです!
土壌の整備
何度も同じ土で同じ植物を栽培すると、土は老化してきます。
そこで、今年は土を入れ替え、土を耕し、肥料をまき…と土壌を整えました。
2023年5月11日
播種
2023年は「金ごま」を育てます!今回は昨年収穫したごまの種を使用しました。
土に等間隔に指で穴をあけ、2・3粒ずつごまの種を入れ、軽く土をかけ、水をやります。
※水やりの際、水を大量にあげすぎると種が流れてしまうので注意です!
2023年6月12日
間引き
播種から5~10日もするとかわいい芽が出てきます。
発芽から2週間もすると、ここまで大きくなりました!
このくらいまで育つと、栄養が分散しないように強いごまだけを残すべく、小さなごまの苗は抜いてしまいます。
※その際、ごまと雑草を間違えないように注意します!
↓
強い苗を残すことで、残った苗はより強く大きく育つことができます!
開花
播種から約1ヵ月半。ごまの花が咲き始めました!薄紫のかわいらしいお花です。
ごまの花を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。
鞘(さや)の成長
台風などもありましたが、気候にも負けず、ごまはすくすく成長していきます!
そして、鞘をつけます。この鞘の中にごまの種ができるのです!
鞘を付けた後もごまはどんどん成長し、最終的には成人女性の身長よりも大きくなります!
収穫→乾燥
鞘も成長しきってくると、葉っぱがしおれ、根本が少し黄色く枯れ始めます。
こうなってくると収穫時です!ごまを刈り取ります!
刈り取ったごまは束ねた状態で立てて乾燥させます。
2週間もすると茶色く乾燥し、鞘の口が開き、ごまが零れ落ちるような状態になります。
選別
次に開いた鞘からごまを取り出します。
袋などに乾燥したごまの逆さに入れ、鞘の中のごまを振り落とします。
ふるい落とした際、ごまだけでなく、鞘やその他のごみ等も一緒に入ってしまうので、ふるい等で選別します。
細かい目と粗い目のふるいを使い分け、ごまよりも小さいごみと大きいごみを取り除きます。
簡単そうに見える作業ですが、これがなかなか難しく、すべてきれいにするのは至難の業!
カタギ食品の工場では、この精選作業を機械で行っています。
あらゆる機械を駆使してごみ等を取り除いているのですが、カタギ食品ではこの技術力に自信を持っています!
収穫量は○○g!
では今回収穫できたごまの量はどれくらいだったでしょうか!?
約120gでした!!
少ない!と思われた方の方が多いのではないでしょうか。
たくさん育てたつもりでもなかなか収穫量が取れないのがごま栽培の難しさ。
いつも食べられている「ごま」。いま一度味わいながら、美味しさを再確認して食べていただけると幸いです。
また、このように自分でごまを育てると、もっとごまを大事に食べていただけるキッカケになると思います。
ご家庭での「食育」にいかがでしょうか。
ごまは、約3ヶ月(100日程度)で収穫できます。
つまり、5・6月に種を播くと約3ヶ月後の8月には収穫できますので、学校の夏の自由研究にもぴったりですよ!