ごまにアルギニンは含まれる?アルギニンの働きとは
アルギニンについて
栄養ドリンクなどにも含まれており、最近よく耳にする「アルギニン」
皆さまはどのような栄養素かご存じでしょうか。
アミノ酸の1種であり、免疫機能や筋肉を強化する働きがあるアミノ酸です。
アルギニンは体内で合成できることから非必須アミノ酸に分類されますが、食品からの摂取が望ましいとされているため準必須アミノ酸とも呼ばれます。
また、子どもは必要量を十分に合成できないので必須アミノ酸に分類されているため、
食品からの積極的な摂取がすすめられています。
アルギニンの働きとは
アルギニンには、以下のような働きがあります。
①免疫機能の強化
アルギニンは成長ホルモンの合成に関わるアミノ酸であり、
成長ホルモンには体を活性化し、免疫機能を強化する働きがあります。
免疫機能が強化されることによって、病気にかかりにくくなる、けがの治りが早くなるなどの働きがあると言われています。
②筋肉の強化
成長ホルモンにはその他にも心身ともに強化する働きがあると言われています。
体の脂肪を燃やし筋肉を強化するので、ボディービルダーの間で栄養補助剤として使用されることもあります。
アルギニンの摂取目安量は?
厚生労働省では摂取目安量は明確に定められていませんが、アルギニンが効率的に働くには1日に2000~4000mg以上の摂取が必要であるといわれています。
食品から摂取できる分量では心配はないと考えられていますが、サプリメントや栄養ドリンクなどを利用する場合は、
表示内容も確認して過剰摂取にならないよう、お気をつけください。
アルギニンを多く含む食品
アルギニンを多く含む食品には、ごま、大豆、エビ、小麦胚芽などがあります。
(可食部100g当たり)
(食品分析データベースより)
おすすめごまレシピをご紹介!
今回は、アルギニンを多く含む食材である「ごま」と「えび」を使用した中華スープをご紹介します。
具だくさんで食べ応えのあるスープを是非お試しください♪
黒ごま団子入り金ごま五目スープ
<材料(2人分)>
- えび:80g
- たけのこ水煮:30g
- 里芋:中1個
- にら:適宜
- 水:2カップ
- 金すりごま:大さじ1
<黒ごま団子>
- 白玉粉:100g
- 木綿豆腐:150g
- 黒ねりごま:大さじ1
- 塩:少々
<A>
- 鶏がらスープの素(顆粒):5g
- 酒、しょうゆ、塩、こしょう:各少々
<作り方>
① ボウルに白玉粉を入れ、木綿豆腐を加えて指先でつかむようにして馴染ませながら混ぜ合わせる。
②①に塩、黒ねりごまを加えて全体になじませ、耳たぶくらいの柔らかさになるまで手のひらで押すように練る。
③大きめの鍋に湯を沸かし、②を丸めながら入れ、浮き上がってから1~2分茹でる。
④ えびは背わたを除いておく。たけのこは薄切り、里芋は皮をむいて5㎜幅に切る。にらは4㎝幅に切る。
⑤鍋に水を入れて煮立て、えび・里芋を入れてほぼ火を通し、たけのこ、<A>を加え、ひと煮立ちさせる。
⑥ ⑤に③の団子を6個加え、にらを散らし、火を止める。
⑦ ⑥を器に盛り、金すりごまをふりかけて完成。
カタギ食品では今回のレシピ以外にもごま料理をたくさんご紹介しております!
毎日の食卓にごまレシピを1品足してみませんか?
カタギ食品 特選レシピページ
参考
官公需適格組合 協同組合 藤沢薬業協会 アルギニンって何だろう?
あたらしい栄養事典 田中明 蒲池恵子 監修
これは効く!食べて治す 最新栄養成分事典