ごまの長い歴史を語るに欠かせないエジプト。
古代エジプトでは、「ごま」は食用・香料・燃料・薬用・ミイラ作りの防腐剤として活用され、クレオパトラは美容のために「ごま油」を愛用していたといわれています。
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エジプト
国土の95%が砂漠地帯であるため、南北に流れるナイル川の沿岸とその河口の三角州地帯の狭い地域に人口・農地が集中しており、農用地は国土の僅か3.6%しかありません。
砂漠気候でほとんど雨が降らないため、ナイル川の水資源を利用した灌漑農業が行われています。
雨に弱く痩せた土地でも生育するごまは、エジプトの気候に適しているのです。エジプトの金ごまは発色がきれいで味が良く、品質が高い原料です。機械選別した後に手選別をするなど、夾雑物(※ごまの中に混じっている異物)を取り除くことについても積極的に取り組んでいます。
こういったことから、日本の輸入量は年々増加傾向です。