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パラグアイ
パラグアイは日本からはちょうど地球の裏側、南米中央部のブラジル、ボリビア、アルゼンチンに囲まれた場所にあります。海はありませんが、ジャングルに降り注ぐ雨に恵まれた、とても豊かな土地です。この国に胡麻を作ることを導入したのは、実は戦後の日本移民です。大変な努力をして、日本とパラグアイ、両方の国の架け橋となる作物を探し、取り組んだのが、胡麻栽培でした。さらにパラグアイの農業が発展するよう、日本人が美味しいと思う胡麻を作ることを始めたのです。日本市場の調査にあたっては、当時の社長であった片木精治もご協力させていただきました。そして10年以上の時間をかけ、栽培に成功したのが、背が高く、枝がたくさん出るのが特徴の品種(エスコバ種)でした。今では3万トンを超える大産地に育ち、日本にとって、もはやなくてはならない産地となっています。